2020年2月29日土曜日

パリでの研修(Kさん編その2)

《5日目》自由行動の1日目でした。
この日は相澤先生とゼミ生のAさんとコルマール、ストラスブールへ遠出をしました。コルマールはあるジブリ映画のモデルになったと言われている小さな町で、旧市街地の景色に憧れ、行くことになりました。木造のカラフルな建物がとても綺麗でした。

コルマールの街並




ストラスブールの夕焼け



ストラスブールはフランス北東部のバ=ラン県の県庁所在地です。ここではロシア正教を案内していただいたエカテリーナさんとそのお母さんと一緒に市街を観光しました。
ストラスブールは第二次世界大戦中、ドイツ領にされたりとフランス領なったりと、支配者が転々としたこと、地理的にドイツに近いこともあり、ドイツの文化が残っています。パリとはまた違う雰囲気を感じることが出来ました。街並みがとても綺麗で、またいつか絶対ここに来たいと思いました。

《6日目》2月14日は自由行動2日目で、ゼミ生全員でディズニーランドパリに行きました。

《7日目》15日はフランスの移民博物館を見学しました。そこではいつ頃からフランスに移民が訪れ出したかや生活や教育、仕事などの分野に別れて展示がされていました。
そこでは様々国の文化を持つ人がどのようにフランスの文化と融合していったかなどが書かれていました。日本もこれからどんどん多様性や多文化理解の力が必要になると思うので、勉強になりました。

8日目16日は最終日です。朝マルシェを散歩した後に相澤先生のお知り合いの日本文化や日本語に興味のあるカトリーヌさんとランチをしながら、フランスやパリの疑問に思ったことなどを質問させていただきました。
私は以前から気になっていた、フランス人のストライキに関することを質問しました。カトリーヌさんによると、ストライキでどんなに大変な目にあっても、世界で一番最初に手に入れたストライキの権利を手放すわけにはいかないと話していました。しかし、全ての人がストライキに賛成しているというわけではないとも話していました。日本ではストライキというものがほとんどないこと、また日本で見るニュースとは違っていたので、とても勉強になりました。また、フランスでは最近、エコに関する関心がすごく高まっているという話も聞きました。そのためゴミの分別を細かくしたり、大量消費をしない社会になって来ていると聞きました。

このあとシャルル・ド・ゴール空港へ行き、韓国を経由して日本時間の17日の夕方に成田空港へ帰って来ました。

パリに行って日本との違いを1番に感じた所は、人々がとてもマイペースに過ごしているという点です。鉄道の駅では急いだり走っている人はいません。スーパーのレジで人が並んでいても、チケット売り場が行列でも店員はあまり急がずマイペースです。
信号は歩行者が赤信号でも車がこなければ普通に横断します。このマイペースなところが、様々な人々が暮らす多様性、多文化社会なのではないかと思います。みんなそれぞれ自分がルールだというところです。

もうひとつ私が興味を持ったのは、最終日カトリーヌさんの話にもあったようにフランスでは最近エコとても力を入れているという点です。フランスではスーパーなどでは袋は常に有料でマイバッグを持ってる人が多く、またペットボトルではなくマイボトルの人が多いように感じました。これを見て、私は小さい事だけどこのような小さなこと積み重ねがエコ繋がると思い見習いたいと思いました。

今回のフランス研修では日本では体験することの出来ない異文化を感じることが出来ました。私は特にお店に入る時やバスに乗る時に必ずBonjourと言い、なにかしてもらったら小さなことでも必ずmerciと言う、この挨拶の文化がとても好きになりました。
また、フランスの多様性も感じることが出来ました。

今回のフランス研修を相澤先生と7人のゼミ生で行くことが出来て本当によかったです。ありがとうございました。