2022年9月28日水曜日

2022年度後期第2回:グループワーク「ポピュラーミュージックの歌詞を鑑賞する」

こんにちは。ゼミ生4年のOです。今回は、後期のゼミ運営会議とグループワークを行いました。

運営会議で後期のゼミ活動内容を確認した後、相澤先生考案のグループワークを行いました。私たちゼミ生は、当日まで何をやるか知らされていなかったのでワクワクしていました。その内容はずばり、「ポピュラーミュージックの歌詞を鑑賞する」です。
リンジの代表曲「エイリアンズ」
を鑑賞し、3~4人のグループに分かれて曲の解釈を試みました。

まず各自歌詞カードを読んだ後、曲を実際に聴きました。ゆったりとした曲調で男性歌手2人が歌うメロディーには、どこか切なさを感じました。その後、ワークシートを使いながらまずは一人で歌詞を解釈し、その後グループでお互いの解釈をシェア、最後にグループでまとめた解釈を発表し合いました。

相澤先生が用意してくださったワークシートには、以下のような質問が書かれていました。「曲中の語り手や聞き手はどんな人物か」、「いつ、どこで語られているか」、「どのようなストーリーが歌われているか」、「この曲をどのように楽しむか」…。これらの項目ごとに細かく分析した班もあれば、全体的なストーリーを捉えようとした班もありました。ゼミ生それぞれで多様な解釈の仕方があり、グループで話し合うことで、また新たな解釈が生まれました。

ここでは、グループごとに発表された全体的なストーリー解釈を紹介します。「語り手と聞き手は恋人同士だが、禁断とされる関係(例えば不倫や同性愛)、夜明けになるとその関係を終わらせようとしている」、「自称ミュージシャンの男性が、働き詰めで疲れているまったく他人の女性に寄り添うように歌っている」、「夜中にお酒を飲んで泥酔した男女カップルが千鳥足で踊っている」などがありました。中でも特に多かったのは、「同性愛の二人の関係が終わり、どちらかがいなくなる」予感を感じさせる解釈でした。これは相澤先生の解釈にも近く、多くのゼミ生が曲中の二人の結末はアンハッピーになるだろうと予想していました。

長野で部活合宿したKさんから
差し入れが!
今回のポピュラーミュージック鑑賞では、自分が感じたことをまとめるだけでなく、そう感じる根拠を歌詞の言葉や音の印象から見つける必要がありました。そのため、普段何気なく音楽を聞くよりも、一歩進んだ鑑賞ができたのではないでしょうか。私は、他のゼミ生の鋭い指摘になるほどと思った瞬間が何度もあり、ゼミ生同士の交流もできて有意義なグループワークになったと思います。

次回から、通常通りに新書報告を行います。前期よりも活発な質疑応答のある報告会になることを期待しています!

2022年9月21日水曜日

2022年度ゼミ 後期第1回:夏休みに読んだ本報告

 担当教員の相澤です。夏休みが終わり、後期の授業が始まりました。第1回のゼミでは、いつもの新書報告に代えて「夏休みに読んだ本報告」を行いました。

部活の合宿で長野に行った
Oさんのお土産!
まずは小グループに分かれて、夏休みの様子を話すアイスブレイク。私も各グループで少しずつ話を聞かせてもらいました。過ごし方は様々ですが、皆充実した夏になったようです。続いて、グループ内で夏休みに読んだ本をシェアしあいました。

続いて本番。一人ずつ、全員に向けて夏休みに読んだ本を一冊ずつ紹介、質疑応答してもらいました。普段のゼミでは新書に絞って報告していますが、今回は小説あり、エッセイあり、絵本ありとセレクトがバラエティに富んでいました。その結果、各ゼミ生の個性がよく出ていたように思います。

私が10月初旬からお休みをいただくため、私が担当するゼミも残すところあと2回。次回は、私が不在にする間の運営計画を皆で練る予定です。