ラベル 卒論 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 卒論 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年3月31日月曜日

卒論のススメ

東経大では卒業論文(科目名:総合教育研究)を書くことができます。自分なりのテーマとじっくり向き合って文章を紡ぐ作業と時間は、学生ならではの貴重な経験になります。

2024年度に相澤ゼミで卒論を書いたMさんから「卒論のススメ」を寄せてもらいました。興味のある四年生は、ぜひ履修を検討してみてくださいね。

---

「苦しいけど、楽しい。」

卒論に取り組んでいた日々、私はそう感じていた。

自分の伝えたいこと、言葉選び、文章の作り方を一生懸命考えてみても、自信は無かった。そしてそれは、論文を書くことで初めて感じたもどかしさだった。何度も先生に添削をして頂いた。正直その度に、自分の文章力の無さに落ち込んだ。初めての卒業論文なのだから、最初から上手に書けなくて当たり前。良い表現が見つからなくて当たり前。とにかく時間の許す限り、先生に頼って、また一人で言葉に向き合って。

文章を書いて直すという作業は、想像以上に孤独。

そのような決して前向きとは言えない執筆期間、私が卒論を書き上げられたのは、相澤先生の熱意ある添削と向き合う時間が好きだったから。

もし今あなたが、卒業論文を書くか迷っているのなら、私は絶対に書いた方がいいと伝えたい。新書を読むことで身につく読解力と書く力、そして伝える力が鍛えられる相澤ゼミ。その場所で論文を書き、添削してもらえる経験は非常に貴重だった、と私は心から実感している。書き終えた春、きっと良い桜が咲くはずです。頑張って。

---

2024年11月27日水曜日

2024年度 後期第10回:卒論報告

 こんにちは、現代法学部4年のMです。12月に突入しました。キャンパス内の銀杏の葉っぱはゆっくりと色づき、そしてあっという間に落ちていきました。落ち葉の道を友達と歩くと、とても満たされた気持ちになります。さて、11/27のゼミでは、私たちは、去りし12月7日に開催されたゼミ報告会に向けて、準備を進めていました。また、卒論の中間報告も同時間に行いました。今回のブログでは、そんな盛りだくさんのゼミの様子をお届けします。

最初に、卒論の中間報告についてです。今年度の相澤ゼミでは、2名の4年生が卒論を書いています。

1人目の報告者は、Kさん。研究テーマは「現代社会の引きこもりについて(仮)」。はじめに、引きこもりの定義が説明され、次にその現状や性別、年齢層などの情報に加え、「引きこもりの背景」、「引きこもりの当事者が求めていたこと」など、具体的な研究内容が報告されました。私がその中でも特に関心を持った点は、「引きこもりが先進国において多い」というデータです。日本では珍しくない社会問題として、日々、取り上げられる引きこもり。自分の暮らす国で問題になっていることに、普段は気を取られがちの私ですが、Kさんの報告で、国によってその人口差があることを知り、改めて先進国の負の側面を認識しました。

質疑応答の時間では、多くの質問が寄せられていました。その中には、次のように、引きこもりの深い部分を突くものもありました。

「そもそも引きこもりはどうしてダメなのか。」

その問いに対してKさんは、「引きこもりは本人にも家族にも辛いから」と答えていました。望んで引きこもりになった訳ではない当事者からすると、形容し難いもどかしさ、そしてその様子と毎日向き合う同居者にとって、その現状から一刻も早く抜け出したいと考えられると、私も思います。

最後に、Kさんはこれからの課題を一つ挙げました。引きこもりという現象には、多くの要因が絡み合っています。このような複雑な社会問題を扱うにあたって、取り扱う対象の限定する必要があります。そのため、今後は、論点を絞って卒論を書き進めていくそうです。


続いて、今回ブログ担当の私も卒論を書いているため、中間報告を行いました。テーマは、「あとがきのススメーその刺激と読書へのさらなる効能ー」です。「あとがき」について、自身の読書体験を元に研究しています。その目的は、「本編とは異なる立ち位置にある「あとがき」がもたらす読書時間の効能を探るため。」と設定しています。

主な作業としては、新書とエッセイ、5冊のあとがきを取り上げ、4つのスタイルに分類しました。その共通点を軸に、あとがきから感じ取れる、作家さんの個性や文体、感情を読み解いています。

発表の後、Kさんと同様に質疑応答、その他のコメントを頂く時間がありました。

私は1人のゼミ生からの、「客観的事実はどのように取り入れようと考えていますか。」という質問で特に悩みました。前述したように、個人的な読書体験を元に卒論を書き進めていたため、客観性については考えていませんでした。しかし、そのあとに他のゼミ生からの「自分は、あまりあとがきを読まない」というコメントから、自分の体験とは異なる読書時間もあることを踏まえて、あとがきについての考えをさらに深めていこうと気づくことができました。


 さて、次は12月7日に行われるゼミ報告会の準備です。相澤ゼミでは、2、3年生が主体となって本番に臨みます。パワーポイントの資料を作成する班、当日に壇上で報告をするメンバーに分かれて作業を進めています。

この日は、担当のゼミ生が作成してきたパワーポイントについての確認を行いました。相澤ゼミの基本的な情報や、活動内容、どんなことが身についたのか、などといった内容を先生と共有し、足りない部分のコメントをいただきました。特に、私たちが普段している新書報告の具体的な方法が、内容から抜け落ちていました。その点を次回のゼミまでに補い、全体の内容を通して、本番同様の発表ができる資料の作成、つまり完成形が来週までの課題となりました。

私たちは普段、個人で読んだ新書を個人で報告しています。ゼミ生同士での本格的な共同作業は、今回が初めて。ゼミ生同士お互いに探り合いながら、協力し頑張っています。

 ゼミも残すところ約2ヶ月、季節の早さを実感します。課外活動を含めた残りのゼミの時間も、今まで以上にしっかりと味わっていこうと思います。

2021年12月8日水曜日

2021年度後期第10回:卒論をめぐってグループワーク


卒論の概要を発表するNさん。
こんにちは。相澤ゼミ4年のNです。今回のゼミでは、ゼミ生の皆さんと「若者に本を読んでもらうためには」という問いを考えるグループワークを行いました。

この企画には、私の卒業論文が関係しています。私は卒業論文にて、高校生や大学生に本を読んでもらう方法を考察しています。私自身は本ゼミの活動を通じて読書から知識を得るとともに、多くの感動も感じています。しかし、資料を調べると高校生や大学生はあまり本を読んでいないことが分かりました。ネットが普及した現在 or 今日、知識や娯楽は容易に入手できます。それは大変便利ですが、私は、読書だからこそ得られる知識や感動もあると考えています。そんな、読書がもたらす知識や感動を多くの方に知って頂きたいと考え、若者に読書を促すにはどうすればよいかを検討するために、相澤先生とゼミ生の皆さんのご協力のもと、今回のグループワークを行っていただきました。

本グループワークを行うにあたり、全国で行われている読書推進活動や読書啓発本を調べた結果、私は、強制的に読書を行う時間を設けるのが最も効果があるのではないかと感じました。なぜなら、そもそも本を読まなければ、本の良さを知れない、あるいは良さに気づけない のではないかと考えたからです。こうした観点から、私はゼミ生に対して強制的な読書イベントを行うべきか、読書独自の良さとは何か質問しました。以下、ゼミ生の回答と、私のコメントをまとめていきます。

Q1:強制的な読書イベントを行うべきか

強制すべき

  • 本に触れる機会を増やすべき(読まないと魅力を知れないから)。→ 読まないと魅力に気づけないので、本に触れる機会を増やすべき。
  • 朝読書(始業前、10分程度の時間を利用して生徒と教師が自分の好きな本を読むという読書推進活動)を設けることによって、集中力と語彙力のアップも見込めるのではないか。
  • 他人と共有することによってコミュニケーション能力も向上するのではないか。
  • 小中高の朝の読書時間のように、ノルマを設けず時間だけを決める(ノルマを設けると強制感が強い為)。

強制に反対

  • 強制することによって読書嫌いになる or なってしまうのではないか。
  • 読書の重要性を分からずに読んでも効果がないのではないか。
  • 習慣化されず、形だけで終わりそう。

強制すべきだとする意見は、私が考えていた、本に触れる機会を増やす必要性や、それに付随するメリットと通じるものでした。一方、反対派の意見は、私自身も感じていた、読書嫌いになるのではないか、習慣化されないのではないかという危惧が示されました。

グループワーク風景。
私は、強制的な読書イベントとして必須科目を設けるという案を考えていましたが、これに対しては、読書強制賛成派の学生からも、強制感が増し過ぎるのではないか、と慎重な意見が挙げられました。しかし、これに対する提案として、必須科目ではなく選択科目にしてはどうか、という指摘も頂けたため、今後は、必須と選択のメリット・デメリットもまとめていきたいと感じました。また、強制的な読書時間を設ける場合、図書館で本選びを行いやすくしてあげる工夫(本ごとにレベルを分ける等)も行う必要があるのではないかという意見も出ました。本ごとにレベルを分けるのはかなりの労力が必要になるため、実用可能かは分かりませんが、非常に興味深く感じました。

Q2:他に楽しいこと・やりたいことが数多くある中で、なぜ読書なのか?(読書独自の良さとは?)

  • 情報の信憑性が高い。
  • 想像力を膨らませられる。
  • 知識が増えるのが楽しい。教養や雑学を身に着けられる。
  • 語彙力や伝え方、深い知識を身につけられる。
  • 社会人必須の知識や技術を身につけられる。
  • 成功をしている人は本を読んでいる印象がある。先人の例を学べる。
  • ネットでも情報は取れるが、ネットだとその場限り。読書では達成感が感じられる。
  • 本を読んでいるという事実が与える充実感や肯定感を感じられる。

情報の信憑性や知識を得られるという意見と共に、教養を深められるという意見も出ました。また、充足感や達成感を感じられるという意見に関しては、本に使用した時間や金銭から来るものではないかと考えました。深めたい、身に着けたい知識に関しては、ネットで調べるだけでなく、本を購入する、もしくは借りた本の内容をしっかりとメモすることが大切だと改めて感じました。

また、この質問への回答を通して、高校生から本を読まなくなる理由も挙げられたため、それについても記載します。

  • 高校三年間は部活や受験で忙しく、小中の読書週間が失われてしまう。
  • スマートフォンを入手することにより、そちらに夢中になってしまう。

こうした意見から、短時間でも読書をする習慣を整える必要性や、スマートフォンの影響力の大きさを再認識できました。一方、この打開策として、生徒・学生に対して、授業として読書実践を取り入れるのは、やはり意義があるのではないかと感じました。

まとめ

今回のグループワークにて、読書を促すためには、読書の重要性を今一度説明する、本に触れる機会を増やす、本を読む習慣を作ることが重要であると感じました。具体的な案として、必須か選択かはともかく、本を読む授業があっても良いのではないかという意見も頂けて、とても参考になりました。また、ゼミ生から出た賛成意見・反対意見が、自身が考えていた意見と同じだったため自身の考えに自信が持てました。頂いたご意見、ご指摘をしっかりと卒論にまとめていきたいです。ご協力いただいた相澤先生とゼミ生の皆さん、本当にありがとうございました。

次回のゼミではCグループが新書報告を行います。新書報告も残り2回となり、Cグループにとっては次回が最後の新書報告となります。寂しい気持ちもありますが、残りのゼミ活動も存分に楽しんでいきたいです。