2020年2月28日金曜日

パリでの研修(Kさん編その1)

私たちは2/9~2/17にかけて海外ゼミ研修としてフランス、パリに行きました。

当初の予定ではフランス現地時間の9日の夜フランスに到着する予定でした。しかし経由地の韓国からフランスへの便が天候のため12時間遅延していたため、到着が12時間も遅れてしまいました。韓国で12時間も時間があったため、空港で韓国料理を食べました。到着は遅れてしまいましたが、本場の味を体験出来て良かったです。

《2日目》朝、フランス、パリ=シャルル・ド・ゴール空港に到着し、ホテルに向かいました。その日はパリ市内で使える交通費ICカードのナヴィゴを全員で作りました。このカードは日本のSuicaやPASMOと同じチャージ式のカードで、私たちはパリ市内の地下鉄やバスで1週間乗り放題のパスを購入しました。
フランスは日本に比べて物価は高いですが、交通費は比較的に安くて驚きました。
さっそくそのパスを使用して、エッフェル塔凱旋門、再建中のノートルダム大聖堂を遠くから観光しました。
パリの街を歩いてみて、ゴミ箱はあるのに道路がゴミだらけだったり、犬のフンが頻繁に落ちているので、思ったより道路が汚いと感じました。その一方、顔を上げると美しい街並みがどこまでも続いていて、歩くだけでとてもワクワクしました。

《3日目》パリのモスクを見学し、モスク併設カフェに行きました。モスクはパリの雰囲気とは全く違い、中東の国にいるような感覚になりました。この写真のような幾何学模様の壁が続いており、鮮やかなタイルがとても綺麗でした。そのあと、モスク併設のカフェで甘いミントティーを飲みました。少しどろりとしていてとても甘く、私は不思議な味だと思いましたが、美味しかったです。
モスク内
甘いミントティー
ホロコースト記念館の建物。
ユダヤ教を表す六芒星が使用されています。
そのあと、パリ大学寮の中を歩きました。そして、ホロコースト記念館に行きました。事前学習としてゼミ研修前にゼミ生でヨーロッパのホロコーストについ
て学びました。その中でフランスはどのような表現をしているのか、気になりました。記念館の外側の壁には戦時中フランス人でユダヤ人を救った人の名前が記されていました。
中に入ると、ずらりと亡くなった人の名前が書かれた壁がありました。中は写真や当時ユダヤ人が着ていた洋服、収容所での服などが展示されていました。フランス人がどのようなことをしたのかがハッキリと書かれており、自分たちのやったことをしっかりと学ぶ文化があると感じました。




そのあとはロシア正教を見学しました。相澤先生のお友達のエカテリーナさんにお話を聞きました。カトリックなどの協会とは違い、イコンが沢山ありました。
ロシア革命以降、フランスには沢山のロシアからの移民が訪れており、パリには沢山のロシアにルーツを持つフランス人がいると、教えていただきました。その人たちにとっても、この新しくできたロシア正教は大切なものなのだと思いました。写真は内部の写真で、まだ仮の姿で、白い壁に直接沢山の絵が書かれるそうです。

この日はフランスの文化だけではなくイスラム教、ロシア正教、ユダヤなど様々な文化に触れることが出来たのでフランスの多様性をたくさん感じることが出来ました。


ロシア正教会内部
4日目、2月12日はルーブル美術館、エッフェル塔に行きました。
ルーブル美術館ではちょうどレオナルド・ダ・ヴィンチ展が開催されており、見学することができました。最初は一点一点しっかりと見ていたのですが、広すぎて全てを見きれないことに途中で気が付き、美術を眺めなら散歩をするような形で廻りました。それでもルーブル美術館の4分の1程しか回ることができないほど広く、知識として広いことは知っていましたが、実感することが出来ました。
そのあとエッフェル塔に行き、最上階まで上りパリの街並みを眺めました。夜だったため、パリの夜景を見ることが出来ました。東京よりも区画整理が綺麗で道がまっすぐなところ、高い建物がないため景色が一望できて本当に綺麗でした。パリに来れてよかったとこのとき思いました。