2019年11月24日日曜日

クラシック音楽を体験

2019年11月24日、ゼミ生とともに、東京芸術劇場で行われた読売日本交響楽団の演奏会を聴きに行きました。以下は、ゼミ生によるレポートです。

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ゼミ生のKです。
今回は課外活動として読売日本交響楽団の演奏会に行きました。
演目は
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調K.504「プラハ」
プーランク:ピアノ協奏曲
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
指揮者:トマーシュ・ネトピル、ピアノ:アレクサンドル・タロー

レクチャーの題は
「選択肢多き人生のために」。
このゼミのテーマとまさに
マッチしたメッセージを
伝えてくださいました。(相澤記)
まず私たちゼミ生は読売日本交響楽団職員の方から、クラッシック音楽についてと今回の演目についてレクチャーを受けました。私はクラッシック音楽を聴く時にあまり作曲家の年代を考えたことはありませんでした。しかし、レクチャーを通して、時代ごとに特徴があることを知りました。また、クラッシック音楽には明確な定義がないことも教えていただき、音楽の奥深さを感じました。


次に、演目についてのお話をうかがいました。私が特に聴くのが楽しみになったのは、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」という作品です。大オーケストラのチェコ音楽と聞き、チェコの音楽を聴いたことがなかったのでワクワクしました。この「シンフォニエッタ」は村上春樹の『1Q84』という作品に登場することも教えてくださいました。私はこの作品を読んだことがあるのですが、注目して見ていなかったので、もう一度読みたくなりました。

演奏会が始まる前。
レクチャーを受けたあと、東京芸術劇場へ行き、演奏会を鑑賞しました。レクチャーの中で眠くなるかもしれないと言われていたモーツァルトの交響曲第38番 ニ長調の第二楽章はほんとうに少し眠くなってしまいました。静かではないのに脳に直接響くようななにか特別なものを感じました。心地よかったです。
私が楽しみにしていたヤナーチェクの「シンフォニエッタ」は迫力あるトランペットの演奏から始まり、力強さを感じました。また音楽に緩急があり、ここは静かさ伝えたいのかな?ここは華やかさを伝えたいのかな?などと想像しながら聴くのが楽しかったです。

コンサートが終わったあと、指揮者のネトピルさんとピアノソリストのタローさんにサインをいただきました。素晴らしい音楽に出会わせてくれたことへの感謝の気持ちを伝えられてよかったです。
終演後。満喫しました。
今回の鑑賞では芸術は自由に感じて良いということを知り、難しく考えずに楽しんで音楽を聴くことができました。西洋芸術に触れて、次回のバレエ鑑賞が楽しみになりました。

ー以下、他の参加者のコメントです。ー

Aさん
音楽の授業やテレビで音声が流れた時にオーケストラの曲を聴いたことはありましたが、機械ごしに聴くのと生で聴くのでここまで迫力が違うのだなと感じました。また生でしか感じられないものがあったり、実際に演奏している姿を見ながら聴くことができたりしたので飽きることなく最後まで楽しむことができました。1人ではもしかしたら一生ない機会だったかもしれなく、今回体験して興味持ったので経験することができてよかったです。

Oさん
昨年度のゼミで、バレエを鑑賞した時にオーケストラの演奏を聴いてからもう一度生のクラシック音楽を聴いてみたいと思っていました。今回、課外活動で聴ける機会ができた事に嬉しく思います。鑑賞前の読売日本交響楽団の職員さんからのレクチャーでは、クラシック音楽には全くの素人である自分達にとても熱心にクラシックの魅力を教えてくださった事がとても印象的でした。演奏では、自分の知らない楽曲ばかりでしたが、コンサートホールで聴くと耳だけで無く体の中にまで響く迫力が伝わったのを感じました。
 今回の課外活動では、それまで知らなかった音楽と出会う事ができ、これまでのクラシック音楽の見方が変わったと思いました。レクチャーにもありましたが、若い男性で聴きに行く人が少ない中で、クラシックと出会えたことは貴重な体験でした。今後も機会があれば演奏を聴きたいと思います。

Tさん
レクチャーを通してオーケストラ鑑賞が、さらに特別なものになりました。自分は初めてオーケストラを見たのですが、レクチャーなしで見るのと比べたら贅沢だなーとおもいました。はじめ、芸術の話もしていただいて、芸術をどう定義するかということや、芸術に触れることでどんな影響があるのかなどなど、色々と考えるきっかけになりました。演奏会のプログラムの話で、料理の献立の例えとかわかりやすかったです!
オーケストラ鑑賞自体は、迫力もあり、繊細な音も綺麗で、素晴らしかったです。ところどころレクチャーで聞いた話を思い出したりして楽しみました!あと、寝ませんでした!笑 ただ、寝ることはなかったですが、集中力が続きませんでした、、、。ぼーっとしたり、他のこと考えたりすることが多々あって、アクシデントにも気づかなかったです、、。笑
でも、全体を通してすごく良い体験になりました。レクチャーのおかげで、初めてでも楽しめました。ありがとうございました。

Hさん
普段はクラシックを嗜むことがないので不安でしたが、レクチャーのおかげで楽しむことができました。最後の一曲は金管楽器のパートがブラスバンドチックでクラシックと吹奏楽の混ざった曲のように感じました。一つの演奏にいくつもの場面があり物語を構成しているのが小説のようで新しい発見でした。私は芸術に造詣が深くないので、もっといろんな知識を得る努力をし、自分にとっての定義を持てるように勉強を頑張りたいと思います。

Mさん
レクチャーのおかげで「クラシック音楽」についての見聞が広がり、より公演を楽しむことができました。私は、レクチャーで予想された通りモーツァルトの交響曲 第38番〈プラハ〉で寝てしまいましたが、他の演奏を聴くことはできました。私としてはヤナーチェクの「シンフォニエッタ」という楽曲がすごく耳に残りました。ティンパニーの音が響いて目覚めの音のように聞こえ、そして序盤と終盤の音を同じにすることで楽曲全体をきちんとまとめていたところがすごくいいなと思いました。
レクチャーでおっしゃっていた「選択肢多き人生のために」という言葉には気づかされることが多くありました。この言葉は私たちの人生をより豊かにしてくれる言葉だと思い、この言葉を胸にこれからの人生でももっと選択を増やしていけるような生き方をしていきたいです。
今回の公演でクラシック音楽というものが意外と面白いことに気づけたのでもう少し自分で調べてみたいと思います。このような機会を与えていただきありがとうございました。