2018年12月21日金曜日

バレエ鑑賞 『くるみ割り人形』

クリスマスムード
あふれる劇場。
 ゼミ生のRです。1216日にゼミ課外活動として、新国立劇場にて『くるみ割り人形』を鑑賞しました。劇場には大きなクリスマスツリーが飾られていて、作品鑑賞前からクリスマス気分を味わうことが出来ます。開演場所であるオペラ劇場は圧倒される広さでした。

 『くるみ割り人形』は2幕構成で公演されました。クリスマス・イブの夜、少女クララはドロッセルマイヤーからくるみ割り人形をプレゼントされます。その夜、クララは夢の中で邪悪なネズミ達に襲われてしまうのですが、そこへくるみ割り人形が助けにやってきて・・・。と、このように物語は進んでいきます。
 
 物語とダンスが見事に調和していて華やかさを存分に楽しめる公演でした。ロマンティックな演出や色鮮やかな衣装により、幻想的な雰囲気が会場一体を包み込みます。少女クララの夢の中では、クララが恋をしているドロッセルマイヤーの甥がどれだけ素敵な存在かということが、クララ目線でありありと伝わってきます。劇場に居ながら、まるでクララの夢の世界に入り込んでいるかのような感覚でした。
 
新国立劇場オペラパレス
 1幕では物語が中心に繰り広げられていきますが、2幕ではダンスの見せ場も非常に多いのでどちらも満喫出来る充実した時間が過ごせます。私は、2幕での花のワルツがとてもお気に入りです。女性ダンサー達のオレンジの衣装が踊りに合わせてひらひらと舞う様は、今思い返しても素敵なものです。

 シーズンに合わせて、それにあった作品を鑑賞しに行くというのは素晴らしい時間を過ごす一つの方法だと考えます。今回の課外活動では、クリスマス・シーズンに相応しい温かな作品を鑑賞し、満足のいく時間を過ごすことが出来ました。