2019年6月16日日曜日

国立劇場で歌舞伎鑑賞。

ゼミ生のMです。今回は課外活動で、歌舞伎を見に行きました。

国立劇場に入って最初に始まったのは、歌舞伎鑑賞教室でした。その後の演目で出演する演者さん、中村虎之助さんが面白楽しく歌舞伎についての解説をしてくれました。歌舞伎に関わる話が聞けて、より今回の演目を楽しんでみることができました。

歌舞伎教室はポップな演出。
インスタ用に写真を撮る時間も。
歌舞伎教室ということで、
若い人がたくさん来場していました。













今回の演目は「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」といわれる江戸時代に人形浄瑠璃として演じられ、のちに歌舞伎でも演じられるようになった演目です。作者の福地鬼外は平賀源内のペンネームの一つで、源内は軍記物語『太平記』の一部を元にこの作品を書きました。


 内容としては、お舟と呼ばれる少女が数時間前に出会った新田義峰のために命を燃やしてその身を守ろうとするお話しです。自分としてはお舟が義峰に出会った瞬間、一目ぼれして舞い上がってしまったシーンが、印象深く残っています。この演目のラストは悲しいものになっており、お舟が心のそこから恋をしてしまうこの楽しいシーンは、心に来るものがあります。 

他にも歌舞伎の上演中に流れる三味線や歌は、場面の臨場感をより鮮明にし、まるで自分たちもその場に立ち会っているかのようでした。機会があれば、また歌舞伎を見に行きたいです。