2019年10月16日水曜日

2019年度後期 第4回

 こんにちは、ゼミ生のAです。今日は前回発表できなかった人の発表とゼミ関連イベントについての話し合い、そして2月にフランスのルーブル美術館に行った時に少しでも楽しみながら絵画などが見れるよう、その事前学習のための美術書選びをしました。

 まずTさんが、森田洋司さんの『いじめとは何か 教室の問題、社会の問題』(2010年、中公新書)という本を紹介しました。この本はいじめの世界的状況や歴史を踏まえて、いじめの定義がどう変わってきたのかなどを語りつつ、これからいじめに対してどう動いていくべきか論じていました。中でも印象に残ったところがいじめの定義について著者なりに説明しているところで、著者はいじめについて「同一集団内の相互作用過程において優位に立つ一方が、意識的に、あるいは集合的に他方に対して精神的・身体的苦痛を与えることである」と定義づけていました。いじめとはそもそも何なのか私は考えたことがなかったので、今回の話を聞いて考えさせられました。最近では小学校で生徒を教える立場にある教師がいじめを行っていたというニュースもあり、どうにかしていかなければならない問題だなと感じました。

 次に11月、12月中にあるゼミ紹介イベントなどについて話し合いました。何のゼミに入ろうか迷っている1年生にどんなことを行っているか、また何を学びたい人に合っているかなど、きちんと伝えるべきことを伝えながら楽しく紹介できたらいいなと思っています。

 最後に、2月にフランス研修でルーブル美術館に行った時そもそも絵画とはどう見ればいいのか、どんなところに注目すればいいのかなど、少しでも興味を持てるよう美術書を選びました。私は絵画に興味を持ったことがなく何を楽しめばいいのかも分からないため、タイトルと中のページをぱらぱらとめくり簡単に中身を見ながら1番自分が楽しみながら読めそうな本を探すことにし、『怖い絵』という本を選ぶことにしました。この本は、美しく見える反面、絵画の裏には殺人や陰謀、悲劇や怨恨などたくさんの怖いストーリーが隠されていることについて紹介されているもので、これを読んで、少しでも絵画など西洋美術に興味を持てたらといいなと思いました。