2014年9月14日日曜日

大崎上島でのゼミ合宿〜民泊体験4

ゼミ生の川上です。

初めてのゼミ合宿。どんな感じなんだろ~?と楽しみにしていると、先生が「今回は民泊です。」と。「民泊」と聞くとテレビ番組「田舎に泊まろう」しか思い浮かばなかった。二泊三日、いったいどうなるんだ!!人見知りの私に民泊、かなり厳しい。最初はそう思っていましたが、その心配は杞憂にすぎませんでした。

 ゼミ生は男女に別れて広島県の離島、大崎上島にあるお宅に民泊させてもらいました。女子2人がお世話になったのはいちご農家のご夫婦のお宅。お子さんたちは島外で暮らしているので現在は夫婦2人暮らしです。「孫は年に1回しか帰ってこんが、民泊があるけんにぎやかだわ。」と、私たちで民泊受け入れ11組目となるベテランご夫婦でした。

 入島式が終わった後、元バスの運転手のお父さんの運転で島をぐるっと回ってお宅まで。途中寄ってもらった造船所では、未完成の船を見るのは初めてだったし、近くで見るとものすごい迫力でした。

 お宅に着くと、お手製のウェルカムボードが!!(これほどの歓迎ムードにも関わらず、人見知りの私はまだ緊張していた・・・)荷物を下ろすと待っていたのは、イチジク大福づくり。「この時期いちごがないけん、やらんつもりじゃったけど、今朝だれかがイチジクくれたけん。○○さんかな~?」と、さっそく田舎あるある(誰かわからないけど、野菜や果物を玄関とかに置いといてお裾分けしてくれる)にでくわし、イチジク大福を作れることに!初イチジク大福だったのですが、スイーツ好きの私にはたまらなくおいしかったです。


そのあとは夕食のお手伝いをして、いざご飯!事前に書いた自己紹介シートの「民泊で楽しみなことは?」という質問に対し、「ご飯が楽しみです」と書いた私。期待以上のご飯がまっていました!!天ぷら、お刺身、焼き肉、手巻きずし、たけのこご飯、なすの煮びたし、お魚と野菜のあんかけ、レモンコロッケ・・・今思い返しても、どれもおいしかったな~。机いっぱいにおかずを用意してくれて、ほんとにどれもおいしくて。ついつい食べすぎちゃって、お母さんに「妊娠何カ月?」と言われるほどお腹がぱんぱんでした・・・。そのほかにも、花火をしたり、きれいな夕日を見に海まで連れて行ってもらったり、お家のブルーベリーを摘ませてもらったりと、とても有意義な民泊となりました。

 お父さんの優しい瞳、お母さんの元気な声で気付いたら、初めの緊張なんてどこかに飛んでいってました。しかし、その頃にはもうお別れの時が迫っていました。短い間でしたが、ご夫婦の温かいおもてなしは決して忘れません。とっても、とっても楽しい民泊体験でした。
                              (川上)