2022年4月20日水曜日

2022年度ゼミ 前期第2回:新書の探し方GW

 経済学部二年生の新ゼミ生のKです。二回目の授業は図書館で行われました。私がゼミ自体初めてということもあり、二回目の授業でしたが緊張と不安を感じながら図書館に向かいました。

今回の授業のテーマは新書の選び方です。本ゼミの根幹でもある新書を読む活動の前準備にあたります。主に授業の内容は三つです。始めに相澤先生から新書の探し方についての解説がありました。二つ目は、その説明を基にゼミ生たちが実際に図書館で三冊新書を選びました。最後に、自分が選んだ本を他の人と共有するというグループワークを行いました。

ゼミでは世俗的な本ではなく、一定の学術的な水準を満たした本を選ぶことが求められます。そこで学術的な新書の選び方について注目すべき二つの観点を相澤先生から教えていただきました。一つ目は出版社です。本には学術的な意味で格が存在します。格は出版社によってばらつきがあるので、最初は自分に合った出版社を選ぶことが重要です。二つ目は著者に注目することです。著者が研究者かどうかや、本のテーマが著者の専門と一致しているか本を読む前に確認することが大事です。

これらの解説を踏まえて、ゼミ生たちは実際に図書館で本を選んでみました。本を選ぶときにこの二つの視点を持っておくことで、以前よりも本の内容を推測しやすくなりました。それと同時に、自分にとって単純な作業だった本選びがとても難しく感じ、予想以上に時間がかかってしまいました。実際に気を付けて本を探してみると、確かに出版社ごとに特色を感じることができました。

その後、他のゼミ生とお互い選んだ本を紹介し合いました。選んだ本を通してその人を少し知ることができて面白かったです。本を通してその人のバックボーンや今興味のあることを知ることができました。学部で学んでいることに関連した本を選んでいる人や、自分の興味のままに本を選んでいる人もいました。その中で印象に残った本があります。岩波ジュニア新書の『なぜ国語を学ぶのか』です。私たちが一度は抱いたことがある疑問だと思います。そんな興味や好奇心を共有できたことがうれしかったです。ほかにも自分では見つけることができなかった面白そうな本に終始わくわくしていました。

グループワークを通して他の人の価値観に触れ、少しだけ自分の世界が広がったような気がします。まだまだゼミは始まったばかりですがゼミでの活動を通じて大学生活をより豊かにしていきたいです。