2022年1月14日金曜日

課外活動:「ニューイヤーバレエ」鑑賞


1/14の晩、ゼミの課外活動として、新国立劇場で上演された「ニューイヤーバレエ」を鑑賞しに行きました。コロナ禍で外出も少なくなりがちですが、皆で踊りの美しさに触れる貴重な機会となりました。以下、参加者の感想を紹介します。

Oさん:私にとってバレエ鑑賞二回目の今回は、2つの演目がありました。
「テーマとヴァリエーション」では、男女ペアのダンサーたちが大勢で舞台に登場し、それぞれの場所で美しく踊っていました。オーケストラの奏でる音楽にぴったりと合った舞は、どれも素敵でした。しかも同じ踊りが無く、私はいつまでも眺めていられそうでした。すると、さらにきれいな衣装を身にまとった主役級のダンサーが登場し舞い始めました。多くの人は、おそらくそれに注目するでしょう。私はそれを見つつも、今回はあえて両側にはけたダンサーたちに注目してみました。彼らはその場でしなやかに美しく佇んでおり、真ん中で踊る主役たちを引き立たせているようでした。私はその時、バレリーナは踊るときだけでなく、止まっている時も同様に輝いて見えるのだと感じました。
「ペンギン・カフェ」では、様々な生き物に扮したダンサーたちが、ピアノも含めた楽曲に乗せて、個性あふれる舞をしていました。個人的に最も印象に残ったキャラクターは、ペンギン(The Great Auk)です。よちよちと歩くペンギンらしさが、足先を左右に大きく振った踊りに反映され、とても可愛らしかったです。
舞台装置も画期的でした。最初に幕を少し開けて色々な生物を登場させ、徐々に幕を開けながらその世界を現したり、照明に影を投じてリアルな自然環境に見立てたりと、色々な工夫がありました。
今回も観どころ・聴きどころ満載のバレエでした!「ゼミ一年間お疲れ様」課外活動としてもとても良い鑑賞会でした。

Iさん:前回の「白鳥の湖」とはまるで違うバレエを観ることができ、新鮮でとても面白かったです。
印象に残っていることは、ネモフィラのような美しいブルーの衣装と、女性が男性に持ち上げられながら舞うシーンです。上の階から見ると、バレリーナ達の衣装がネモフィラ畑のように見え、とてもうっとりしました。また、男性に女性が持ち上げられることで、女性が宙を舞う時間がとてもゆったりして圧巻でした。
第二部では、まるでミュージカルのようなバレエだと感じました。また、拍手や太ももを叩いたり、足音を大きくたてて、体で音を出していることが面白いと感じました。
言葉を発さずに何を伝えたいのかを体全体で表現できていてとても驚きました。

Mさん:テーマとヴァリエーションにおける足先の動きが最も印象に残りました。移動が多い中での細やかな動きは、音楽の軽快さをより増しているなと思います。そして、前回とはまた違った面白さがありました。
また、ペンギン・カフェに登場するカンガルーネズミの動きを見ていて、1つのショーを見ているように感じました。
コロナ禍ではありますが、今回も参加できたことは貴重な経験になりました。ありがとうございます。

Yさん:バレエ鑑賞は今回が2回目でしたが、今回もとても楽しめました。前回の白鳥の湖とは雰囲気がガラリと変わり、ポップで親しみやすい作品だと感じました。ペンギンカフェは、想像していたバレエとは衣装のテイストや体の使い方が全然違ったので特に印象に残りました。バレエは歌やセリフがなく、演奏と踊りと舞台の大道具で世界観を表現するので、観るのに集中力や想像力が必要ですが、ある意味人によって多様な解釈ができるのかなと思いました。

Nさん:バレエを観たのは初めてでしたが、その表現力に圧倒されました。音楽に合わせて一矢乱れぬパフォーマンスを行う様には、素人ながら感動を覚えました。一方で、言葉が無いことによる難しさも感じました。もちろん、それを補って余りあるパフォーマンスなのですが。2つめの「ペンギン・カフェ」はパンフレットの解説である程度理解する事が出来ましたが、1つめの「テーマとヴァリエーション」は動きが凄いと感じるに留まってしまいました。次にバレエを観る際には、しっかりと注目ポイントを抑えて観たいと感じました。

Uさん:人は心が動いた瞬間のみを記憶する。と、述べた作家がいましたが、だとしたら僕が色濃く記憶するのは今日のバレエのことです。
 字数の関係上、最も興味を惹きつけられた、第一部のテーマとヴァリエーションに絞って感想を述べたいと思います。
 チャイコフスキーの音楽に合わせて舞う動きに惹きつけられました。事前に演目について調べた際に、音を動きで表現しようと試みたバレエと紹介されていて、どのように表現されるのかとても興味があり、当日まで楽しみにしてきました。私は、幼少期よりピアノを習って来ましたが、音楽そのもの以上に、音楽を別の方法で表現する試みに興味を持っています。例えば、音を絵画で表現するアーティストとしてメリッサ・マクラッケンや、音楽を文章で表現した作品として『蜜蜂と遠雷』などが好きです。
 そのような興味で迎えた第一部、優雅に舞うバレエのさまに釘付けになりました。

Tさん:今回、ニューイヤーバレエとして『テーマとヴァリエーション』と『ペンギン・カフェ』の2作品を見ることができて、良い体験になりました。テーマとヴァリエーションの方は、クラシックバレエという感じで、そろった踊りがとても綺麗でした。また、難しそうな動きをあんなに綺麗に踊れるバレエダンサーの凄さも感じました。
それに対して、もうひとつのペンギンカフェは、クラシックなバレエというよりも現代風のバレエのように感じました。踊りの振り付けがコンテンポラリーダンスのような感じで、見ていて楽しかったです。また、ペンギンをはじめとする動物がモチーフになっているので、かわいらしかったです。さらに、ペンギンカフェのメッセージ性も感じられたので面白かったです。それぞれタイプの違うバレエを見た気がして良い体験になりました。

閉幕後に全員集合。
Kさん:今回は新国立劇場のニューイヤーバレエを鑑賞しました。演目は『テーマとヴァリエーション』と『ペンギンカフェ』でした。
一部のテーマとヴァリエーションはダンサーの踊りと音楽が一心同体になっているかのようなハーモニーを作り出していてとても心地よく、ずっと食い入るように見てしまうような内容でした。
二部目のペンギンカフェは初めて見るクラッシックバレエ以外のもので凄く興味深かったです。バレエダンサーたちはみんな動物の被り物をしており、登場人物とストーリーはとてもわかりやすく面白かったです。今まで見てきたバレエと違って、より''ダンス''っぽさがあり印象的でした。
今回のニューイヤーバレエでは一部、二部それぞれ全く違ったバレエを鑑賞出来、新しい芸術き触れられてほんとにうによかったです。

Gさん:前回観劇した白鳥の湖とは異なるバレエでとても楽しかったです。1演目のテーマとヴァリエーションは物語ではなく、音楽を可視化したバレエとパンフレットに書かれてあり楽しみにしていました。チャイコフスキーの音楽に合わせた踊りは、まばたきをする瞬間も惜しい迫力がありました。2演目のペンギン・カフェはダンスに近い踊りでとても新鮮でした。絶滅危惧種を表現した衣装を着ており、フィナーレの銃声のような音で動物たちが次々に倒れていく様子は、文明の発展が動物の命を奪っていると強いメッセージを感じました。