2021年4月21日水曜日

2021年度前期 第2回:新書を探してみよう!

経営学部4年の新ゼミ生のIです。

初めての顔合わせから1週間が経ち、再び気持ちの良い水曜日を迎えました。こじんまりした教室にまだまだ交流が浅いゼミメンバーが居ると思うと、少しだけ緊張してしまいます。しかし、キャンパスに再び賑やかさが戻った風景を見ると、教室に向かう足取りは自然と軽くなりました。

相澤ゼミの真の本拠地かもしれない図書館
集まって早々、相澤ゼミの本拠地6号館407教室を飛び出し、相澤先生を先頭に皆で図書館に向かいました。本を読むことが絶対条件の相澤ゼミにとって、むしろ図書館が本拠地なのかもしれないですね。たくさんの本に出会いましょう!

今回は、図書館のグループ学習室で三つの活動を行いました。始めに、相澤先生から「ゼミで紹介する新書の探し方」を教えていただきました。次に、それを踏まえて、ゼミ生が図書館の新書コーナーへ行って実際に新書を探してみました。最後に、グループ学習室に再集合し、一人ひとり選んだ新書の紹介や選んだ理由を話し合うグループワークを行いました。

さらりと「新書の探し方」と書きましたが、早速学ぶことが沢山ありました。本には学術的な意味で『格』があり、その格が学術的な質を担保してくれるのだそうです。ゼミでは一定の水準をクリアしたものを紹介する為、この格を意識する必要があるのです。そこで、本を選ぶときには①出版社➁著者に注目すると良いことを教えてくださったのですが、出版社ごとに扱う本の強みや特徴があるらしいのです。沢山の本を常日頃読まれる相澤先生が、違いがわからない私達ゼミ生にわかりやすく説明してくださいました。また、これまで本の後ろにある著者のプロフィールを確認したことが無かったのですが、学術的な知見を得るには本のテーマと著者の専門と一致しているかを確認する作業が大切なことを教えていただきました。

図書館一階のブックウォールで
相澤先生が選書した「フーコー特集」を開催中です。
少し賢くなったゼミ生は得た知識をもとに新書コーナーへ行き、新書を三冊ピックアップしました。初めての新書選び、意外と難しくてなかなか選ぶのに時間がかかるゼミ生がたくさんいました!その後、グループに分かれて選んだ新書とその理由を紹介し合いました。「人の話を聞いたら必ず質問をする」という、話をする人と話を聞く人の間に存在する気持ちの良いルールを守りました。質問を重ねながら一人ひとりが選んだ本やその理由を知ると、不思議とその人の好みや性格がなんとなく見えてきました!まるで一味違った自己紹介のようで、ゼミ生一人ひとりの理解を深めることができ非常に面白かったです。

2回目の集まりでしたが、前回よりも会話が弾み明るい雰囲気になってきたと感じました。これからのゼミ活動がますます楽しみです。