2020年3月2日月曜日

パリでの研修(Nさん編)


ゼミ生のNです。私たち相澤ゼミは2月9日から17日まで海外ゼミ研修としてフランスに行ってきました。研修日ごとに振り返っていきたいと思います。

1日目―2日目
 ゼミ生は朝7時に成田空港に集合し、韓国のインチョンを経由してパリへと行く予定でした。しかし事はそううまくはいかず、のちに知ることになる「キヌア」と呼ばれるハリケーンにより飛行機が遅延していました。さらに悪いことに、そのまま欠航になってしまうかもしれないという事態に襲われました。飛行機が飛べなければどうにもならないことを承知の上で、飛ぶことに賭け、飛行機で仁川へと移動しました。その後、12時間仁川空港で待ち、私たちはパリへと行くことができました。

1日目―2日目
パリに到着後、私たちはホテルに向かいました。その後休息を挟み、パリの公共交通機関が乗り放題になるというNAVIGOを購入しました。その後、そのパスを用いてエッフェル塔、凱旋門、焼け落ちたノートルダム大聖堂を見に行きました。初めてパリを訪れてまず初めに感じたのは、パリは汚いということです。道を見ると様々なごみが散乱している箇所が一部ありました。その後、パリ生活において必須となるスーパーの使い方を教わりました。

3日目
 この日の朝は近くの公園を散歩することから始まりました。パリの朝はひんやりとしていてとてもすがすがしい朝でした。その後、パリのモスクへと移動し併設のカフェへと移動しました。ここで飲んだのは甘いミントティーのようなものです。普段は緑茶ばっかり飲んでいる私にとってとても新鮮な味でした。休息をとった後に私たちは、事前学習で学んでいたテーマであるホロコースト記念館に行きました。残念ながら、展示はすべてフランス語で書かれており、理解することはできませんでしたが、それでも何を言いたいかはわかりました。この博物館で学んだのはべたではありますが、悲惨な歴史は繰り返してはならないということです。その後、場所を変えロシア正教を見学しました。ここで相澤先生の友人に会いお話を聞きました。そのご友人はロシア正教とカトリックなどの協会との違い、ロシア正教、ロシア移民について教えていただきました。後で調べてみると、パリには寺院などがあり、様々な宗教が存在する多様な社会であることが身をもって理解することができました。

4日目
 この日はルーブル美術館、エッフェル塔を訪れました。ルーブル美術館ではモナ・リザなどの有名絵画をはじめとして、様々な作品を気のすむまで鑑賞しました。私が特に感じたのはパリは芸術があふれる街であるということです。パリを歩いていると道端で様々な人種が混ざり演奏をしていたり、道端で絵画の販売が行われており芸術あふれる街だと感じました。のちに知ることとなるのですがパリでは落書きでさえも芸術ととらえることがあるそうです。

5日目(自由行動)
 この日はベルサイユ宮殿を訪れました。このベルサイユ宮殿はまさに贅の限りを尽くしており見ているものを圧巻させてくれます。また、この宮殿でも大量の絵画が飾られており、フランスにおける絵画の重要性に気が付かされました。また、庭園は奥が見えないほど壮大であり、この宮殿を王たちが歩いていたと考えると歴史のロマンを感じました。

6日目(自由行動)
 この日はディズニーランドを訪れました。私にとっては小学生以来のディズニーランドとなります。パリのものと東京の違いはやはりその訪れる人の人数にあります。東京では何時間も待たないと乗れない乗り物も少し待てばすぐに乗ることができました。この日はディズニーランドを満喫し終わりました。

7日目
 帰国2日前のこの日は移民博物館へ行きました。この博物館はフランスが難民を受け入れ、移民文化と自国の文化とを融合させていった過程が学べる場所です。ここでは移民がどのような過程を踏みフランスに交じっていったかが理解できました。その後、サン=ジェルマン=デ=プレ教会に行きました。ここの教会はステンドグラスが美しく差し込む光がステンドグラスを通り鮮やかな色を見せ荘厳さを演出していました。その後、パンテオンを訪れました。そして、フランスの登山専門店を訪れました。なんとここでは登山用品を日本の半額で手に入れることができました。地味に一番うれしいことかもしれません。

8日目
 パリ最終日です。この日は先生の友人である現地の方と食事会が行われました。ご夫婦との会話でフランスの様々問題点や今意識されていることを知ることができました。フランスでは環境問題への意識が高いそうです。例えばグレタさんであり、レジ袋の有料化であったりです。また、フランスは戦うことで権利を獲得した国ですが、労働者のストライキによって自分が被害にあうことをよしとする人やそうではない人がいることも学びました。このような姿勢からは理想主義を追い求める一方で現実も無視できないという一面を垣間見ることができました。


感想
 今回の研修のテーマはフランスの多様性を学ぶでした。私はフランスの多様性を宗教、人種、考え、から学ぶことができました。フランスには私たちと根深い仏教をはじめ様々な宗教が存在し、それを信仰する多様な人々が存在することを学びました。また、人との接種で、様々な考えがあり、それらが互いに尊重されていることを学びました。