2018年10月3日水曜日

2018年度 2期第2回ゼミ


 ゼミ生のOです。後期第2回ゼミを行いました。今回は、最初にNさんが発表を行った後、2期から新しく使う教材J・Sミル『自由論』(光文社古典新訳文庫、2006年)を読みました。後半は、11月の経営学部「アカデミック・コンパス」での発表に向けた打ち合わせをした後、次週の課題として西洋美術に関する本を図書館で選びに行きました。

 新書発表では、Nさんが牛島信明『ドン・キホーテの旅』(中公新書、2002)を紹介しました。スペインを代表する文学作品である『ドン・キホーテ』。本書は作品を読み解きながら、騎士ドン・キホーテの魅力に迫っています。紹介後の質問や感想を聞いて、人によって感じ方や解釈が異なり様々な捉え方が出来るのが、文学作品の面白い所だと感じました。

 新書紹介後は、今学期からの新しい教材J・Sミル『自由論』(光文社古典新訳文庫、2006年)の最初の部分を読みました。J・Sミルは、哲学者、経済学者ですが、今日、読んだ部分からは政治学的な要素を強く感じました。J・Sミルの生きた19世紀は、近代民主政治へと大きく政治体制が変化しました。。このような時代の中で、個人がどのように自立し、自由に生きていくのか、現代に生きる私達とも共通する事がこの本には書かれているのだと感じました。

 自由論を読んだ後は、ゼミ発表の打ち合わせをした後に来週の課題として、西洋美術に関する本を皆で図書館に選びに行きました。私は、美術に関してはほとんど知識がありませんが、図書館には意外にも、写真付きの本や入門書がありました。ですから、私でも読めそうなものがみつかったので良かったです。次回の授業では、他のゼミ生の発表を聞いて少しでも西洋美術の知識を深めようと思います。