2014年4月23日水曜日

2014年度第2回ゼミ

担当教員の相澤です。第二回ゼミを行いました。
本ゼミでは、教科書の輪読を通して、文章を読む力を高めつつ、哲学に関する知識を身につけることを目指しています。本年度前期は、岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書、2003年)を読むことにしました。
今回は、前半はゼミ生の「今週読んだ本プレゼン」、後半は私が『ヨーロッパ思想入門』第一部第一章を要約発表し、レジュメの書き方と発表の仕方のお手本(?)を示しました。

今週ゼミ生が報告した本は以下の通りです。
秋葉:竹内一郎『人は見た目が9割』、新潮新書、2005年
郷野:野矢茂樹『入門!論理学』、中公新書、2006年
川上: 草柳千早『〈脱・恋愛〉論―「純愛」「モテ」を超えて』、平凡社新書、2011年
松山: 林信吾・葛岡智恭『野球型 vs サッカー型 豊かさへの球技文化論』、平凡社新書、2004年
高橋:木佐芳男『〈戦争責任〉とは何か-清算されなかったドイツの過去』、中公新書、2001年
山本:アンドリュー・キンブレル『すばらしい人間部品産業』(福岡伸一訳)、講談社、2011年
相澤:宮野真生子『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』、ナカニシヤ出版、2014年

ハズレの本を手にとってしまったとプレゼンしてくれた方もいました。ハズレの本でも、どこかハズレなのか、よくないのかを言語化できれば、充実した読書になります。ハズレをつかまない「目」は読書を積み重ねることで養われるはずです。
(相澤伸依)