2017年10月7日土曜日

2期 第2回ゼミ

 ゼミ生のRです。

  後期第2回目のゼミを行いました。今回のゼミは各々が選択したヨーロッパに関する新書の紹介、またJ.S.ミル『自由論』の冒頭部分を音読しました。

  新書の紹介では、初めに相澤先生が黒田龍之助著『外国語を学ぶための 言語学の考え方』を紹介されました。語学は繊細なものですが、私達はそれに対して誤った認識や捉え方をしている可能性があります。そのような可能性を見直し、「今一度言語学の捉え方を考え直す機会となる本」というような印象を受けました。

  次にYさんが南川高志著『新・ローマ帝国衰亡史』を紹介しました。多民族を受け入れる寛容さを持っていたローマ人の精神が他者を受け入れないものに変質し、そのことがローマ帝国の衰亡に繋がっていったのではないかという内容でした。紹介を聞いた限りでも非常に興味深い内容でした。語られている政治史等、実際に自分で読んで学んでみたいです。

  最後に私Rが小林善彦著『パリ日本館だより フランス人とつきあう法』を紹介しました。フランス人の素顔が書かれていて、フランス文化や風習について多くの発見がありました。今後ゼミでフランスへの合宿をひかえている私達に非常に為になる内容だったのではないかと感じます。著者の経験から具体的にノウハウが語られているので、分かりやすく尚且つ面白くフランスについて学ぶことが出来ました。

  そしてゼミの最後に、J.S.ミル『自由論』の冒頭部分を音読しました。まだ本題には触れていませんが、少し内容を読んだところ自由について分かりやすく丁寧に解説されている印象を受けたので、今後読み進めていくのが楽しみです。

  後期もたくさんの本にふれていきたいと思います!