こんにちは、2年経済学部のY.Sです。
最近私はよく映画を観に行くんですけれども、やはり映画というものは良いですね。上映される作品たちはもちろん面白いと思いますが、私は館内の雰囲気や売店で買えるポップコーンなど、映画館そのものにも数多くの魅力があると思います。現代は情報化社会、多くの人がスマートフォンを所持し、今どこで何が起こっているのかを知りたがります。そんな人たちも、映画館では手からスマホを剥がし、世界情勢を忘れ作品を観ることに集中します。現代の映画館は、スマートフォンのデトックスができる施設になっていると言えると、私は思います。押し寄せる情報に疲れた方は、たまの息抜きとして、映画館に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
では、10月7日のゼミ活動報告に移ります。
今回のゼミでは、普段行っている新書の口頭報告ではなく、ゼミのメンバー全員で、教育現場におけるデジタル機器やAIの使用について論じた新聞の記事を読み、内容について議論しました。記事の内容は、前半は大学生の読書離れに伴う読解力の低下を喚起するもので、後半は、教育の現場にAIを導入することの是非を問うものでした。筆者は、学生の読解力低下に対して、デジタル化による「読まない、書かない、考えない」傾向があり、デジタル教科書が記憶を阻害する可能性があると述べています。また、AIに関して筆者は、AIに頼ることで自身の能力向上の機会を失い、将来的な作文力や言語能力が危ぶまれることから、教育の場においてのAIの使用は全面的に禁止するべきと主張していました。
特に盛り上がったのは、今の学生はAIをどう使っているかという議論です。ゼミのメンバーそれぞれが現在AIをどのように使用しているのかを発表し合いました。「講義を録音し、要約をさせる」(Sさん)、「レポートの方向性を定めさせる」(Eさん)、「テストの予想問題を作らせる」(Oさん)など、実用的な使い方をしている人が大半でしたが、中にはKさんのように、「人生相談をする」という使い方をしている人もおり、人によってAIの使い方は多種多様であることが分かりました。
そして教育の現場にAIを導入すべきか否かの議論においては、私や他の数人が「基礎的な学習能力が固まるまでは、教育でAIを使う必要はない」といった意見でまとまっていましたが、Y.Kさんはその逆で、「早いうちからAIに触れさせることで、AIの正しい使い方を身につけさせるべき」だと述べていました。
私は、他の人のAIの使い方を知り、「そんな使い方があったのか」といった気づきを得ることができたと同時に、これから成長し、学んでいく世代が、今の私たちのようにAIを使うことが、果たして良いことなのかどうかを改めて考える機会を得られました。
私の意見は、私達よりも若い人々が、今の私達と同じようにAIを使うことは、あまり良いことではないと思います。なぜなら、私自身も、簡単に頼れてすぐに答えてくれるAIを手放せなくなりつつあるためです。結局のところ私たちが必要としているものは、「いつでも頼れてなんでも訊ける」存在なのだと思います。今はそれがAIなだけで、昔は博識な大人や先生がそのポジションにいたはずです。つまり、AIを教育に用いることを禁止するならば、今後より一層、若い人々にものを教える「大人」の存在が重要視されるべきなのかなと考えました。
新聞記事の一つのトピックだけでも、一時間以上もの議論を行い、参加者全員が、AIの使い方に対する意識を深められる有意義な時間でした。
以上で10月7日の活動報告を終了いたします。