担当教員の相澤です。台風接近のため、今日の授業は休講となりました。そのため、ゼミ生たちは書き込み報告を行いました。ゼミ生が読んだ新書は以下の通りです。
- 平賀緑『食べ物から学ぶ世界史』岩波ジュニア新書、2021年
- 高水祐一『宇宙最強物質決定戦』ちくまプリマー新書、2023年
- 浦川通『AIは短歌をどう読むか』講談社現代新書、2024年
- ラテン語さん『世界はラテン語でできている』SB新書、2024年
- 岩間一弘『中華料理と日本人』中公新書、2025年
- 坂口幸弘『人は生きてきたように死んでいく 「死の準備」してますか?』光文社新書、2026年
- 中崎倫子『読書思考トレーニングーAI活用でロジカルにアウトプットする技法』ちくま新書、2026年
ちなみに、私も毎回、書き込み報告を行なっています。書き込み報告の雰囲気をお伝えしたく、私の書評を以下に貼ります。ゼミ生たちも、同じように400字程度の書評を毎回書いています。
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土屋健『恐竜大絶滅 陸・海・空で何が起きていたのか』中公新書、2025年
人間が登場する遥か昔。一億年以上に渡って地上の王者として君臨していた恐竜は、突然滅んだ。いったい何故だったのか、そして恐竜大絶滅はどのような経過をだとったのか。本書は、この科学上の大きな謎に答えようとする様々な最新研究を紹介するものである。
著者の土屋はサイエンスライターであり、専門的に研究しているわけではない。しかし、本書の内容は、様々な文献調査に基づいた上で、恐竜研究者の監修を受けており、最新の研究を反映している。
本書の通読を通じて、私がもっとも興味深く感じたのは、恐竜研究がいかに進歩しているか、という点である。例えば、「隕石衝突によって恐竜が滅んだ」という今日定説になっている仮説が論文で発表されたのは1980年のことだった。はじめは様々な仮説の一つに過ぎなかったこのアイディアが様々な研究から支持されて、定説に至る過程は、まさに科学が「進歩」する様を物語る実例であり、とても感激した。
本書で紹介されている学説の中には、まだ定説に至っていないものも複数含まれている。現在進行形真っ最中の科学に触れるという意味で、本書はとても刺激的であると思う。
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