2年の経済学部Oです。
先日、私はついに三ヶ月の時を経て、文化祭の企画会議を通すことができました。その会議が通ったと言われた瞬間、その日はzoom会議で朝からずっと家に居ただけにも関わらず、あり得ないほどの疲労感が全身にのしかかりました。何度も会議をやってきたので、あまり一回ごとにプレッシャーは感じていないように思っていましたが、無意識のうちに体は気張っていたのでしょう、翌日は12時間寝ました。
さて、大イベントを終えましたので5月20日のゼミブログの方に移ります。以下はB班による新書発表です。
Oさん 今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』中井新書 2023年
本書は、幼少期にオノマトペが言語理解にどれほどの影響を与えるのかについて論じたものです。例えば子供は、犬を「ワンワン」と呼ぶなど、オノマトペを使いがちです。というのも、オノマトペを通じて子供は言葉を理解するからとのことです。言葉の習得にオノマトペが深く関わっていると知り、衝撃を受けました。人間がどのように言語を獲得したのか、その過程に触れる、興味深い報告でした。
Kさん 内田 樹『修行論』光文社 2013年
本書は、「修行」とは何かについて著者の考えも交えて、論じられています。著者によれば、修行とは、何かに成るためにするのではなく、気づいたらその何かに成っているもの。そして、最終的に「木偶」を目指すという考え。私は、努力および修行とは、自分の夢のためにするものだと思っていました。しかし、本書は相反する考えを提示しており、発想の転換につながるきっかけを与えてくれた本でした。
Kさん 中野信子『悪の脳科学』集英社新書 2019年
本書は、『笑ウせぇるすまん』の主人公、喪黒福造を著者が分析し、人間の心が簡単に操られる過程を学ぶことができるものになっています。逆に、本書を読んで騙す側の心理を知ることによって、騙されにくくなるといった考え方もできます。本書によれば、人間は追い詰められている時(自分を客観視できなくなった時)が最も騙されやすくなっているとのことです。更に本書では、私の大好きな『笑ウせぇるすまん』の回も漫画形式で掲載があり、私はとても興味を惹かれました。
2回目の新書報告でしたが、皆さんの発表が時間を余すことなく、本の内容をわかりやすくまとめられていて、感銘を受けています。皆さんの発表はどれも手に取ってその本を読みたくなる発表でしたが、個人的には、著者の世界観を読み解く本に最も惹かれております。次回はC班の報告です。