2024年5月22日水曜日

2024年度 前期第7回

キャンパスは緑が綺麗です。

 こんにちは。現代法学部4年のMです。ここ数日で夏日が続き、まだかろうじて5月であったことを忘れてしまいます。私は今週ついに半袖デビューをしました。素肌に風が通り、気持ち良いですね。水分補給も忘れずにこの暑さを乗り越えたいです。さて、今回はいつもの新書報告とは違い、上級生グループ、2年次生グループ、女子学生グループに分かれレクリエーションを行いました。

前半は、それぞれが感じた新書報告の悩みを話し合い、全体で共有するグループワークを行いました。先週のゼミで、新書報告が全員一巡し、各々感じたことがあったようです。

私のグループでは、

・「新書の内容を発表に向けてまとめることの大変さ」

・「読書時間を中々設けられない」

・「自分の報告に対してどのような質問が来るのか不安」

の3つが挙がりました。

他のグループからは、

・「内容を伝える際の語彙力」

・「発表の際のメモの作り方」

が挙げられました。グループによって悩みが異なり、私も共感しながら聞いていました。

共有された悩みについて、相澤先生が配布資料とともに回答してくださいました。今回は共有された悩みのうち、発表に直接関係するものを相澤先生の回答とともに2つ紹介します。 

 一つ目は、「内容を伝える際の語彙力」について。これは、文末がいつも同じ言葉になり、単調な印象になってしまうということです。確かに私も報告の時に、「〜と書いてありました。」、「〜と述べています。」の2つの言葉で乗り切った記憶があります...。この悩みに対して、先生は、「新書の内容を具体的に理解することで、説明も具体的になり、語彙の幅が広がる」と回答してくださいました。読んだ新書の全ての内容を理解できなくても、自分が一番興味深く感じたことを伝えれば、聞き手にとってもわかりやすくなります。

グループワークの様子

 二つ目の悩みは、「質問対応」についてです。新書の内容を理解し、まとめられたとしても、発表の際にどのような質問がくるのかは予測不能です。自分は理解しているつもりで話した事が、相手に上手く伝わっていなかった場合、どのように答えたらいいのか分からなくなります。私自身、初回の報告でどのような質問が来るのか不安でした。こちらの悩みに対して先生は、「でたとこ勝負。質問しする側も、報告者の答えやすい質問をしましょう。」と返答してくださいました。確かに報告を聞いている時、私も色々なことが気になって、ついたくさんのことを質問したくなってしまいます。しかし、なるべく本の内容に沿った質問をすることで、お互いに議論しやすくなるものだと思いました。

 この後引き続き、新聞の書評を読み、どのような構成かをグループで、話し合うワークを行いました。プロの文章を読むことによって、私たちの新書報告の悩みの解決の糸口があると感じました。語彙力、表現方法やまとめ方などを、来週のゼミに向けてしっかりと振り返っていきたいと思います。

 後半は、ゼミ同士の親睦を深めるグループワークを行いました。私たちは前半に分かれたグループで、大学内にある進次郎池までお散歩をしました。ただのお散歩ではありません。教室からの道のり、グループ内で共通点を探し、その数が一番多かったグループの勝ちというゲームでそれぞれ盛り上がっていました。気持ちよく晴れた空の下、少し汗ばみながらキャンパス内をゼミ仲間と歩き、いい息抜きになったなあと感じました。


共通点探しに苦戦中
そして、この共通点探しは意外と難しく、中々大変でした。私たちのグループでは、「山派?海派?」「猫派?犬派?」など、2択でお互いに聞き合いました。私たちのグループが五つの共通点を見つけたのに対して、優勝したグループは六つも共通点を発見していました。出身地、実家暮らしであることや所属していた部活動が運動部であったことなどです。基本的にゼミの時間にだけ顔を合わせる仲間たちの、意外な一面を知ることができました。ゼミの中で学年、学部を超えて話すことができてとても楽しかったです。

東経大の憩いの場 新次郎池
(Mさん撮影)

 もう5月も終盤です。あっという間に過ぎていく1年、相澤ゼミでもっとたくさんのことを、ゼミ仲間たちと経験できたらいいなと思った日でした。来週からまた、新書報告を行います。それぞれ初回の新書報告の振り返りをもとに、2周目の報告はどのようになるのか楽しみです。