2025年12月29日月曜日

課外活動:バレエ「くるみ割り人形」鑑賞


12月29日に新国立劇場バレエ団の公演「くるみ割り人形」を見に行きました。クリスマスをモチーフにしたバレエなので、会場内には豪華なクリスマスツリーが飾られていました。バレエだけでなく、華やかな雰囲気も満喫しました。


Tさん

劇場でバレエを観て驚いたのは、バレリーナの足音がとても静かだったことだ。あれほど激しい動きをしながら、固いトウシューズの音をここまで抑えられるものかと、プロの技術の凄まじさを感じた。

また、動きはダイナミックでありながら非常にしなやかで、指先の使い方まで意識した繊細な踊りに魅了された。華やかな衣装の舞いも美しく、視覚的にも心地よい2時間だった。『くるみ割り人形』は馴染みのある名曲も多く、目と耳の両方で存分に楽しむことができた。機会があれば、ぜひ他の演目も観に行きたい。

CSさん

今回、バレエを始めて観た。バレエは観たことがなかったので、なんとなくダンスのパフォーマンスを観るものだと思っていた。しかし、実際始まってみるとそのパフォーマンスに圧倒された。ダンスのパフォーマンスそのものも素晴らしかったが、それと同時に流れる音楽にも五感が刺激されるようだった。

また、言葉を発していないのにもかかわらず音楽とバレエだけで感情と状況を読み取ることができる表現の豊かさに驚いた。物語前半のジェスチャーのような所作もそうだが、後半の音楽に合わせて軽やかに踊ったり、指先足先まで滑らかに動かすことにより注目した。

いずれにしても、バレエ鑑賞を経て感性が磨かれたことは間違いない。非常に良い体験ができたと思う。

FKさん

今回が初めてのバレエ鑑賞でした。今回はくるみ割り人形という有名な演目だったので、知っている曲も多く、初心者の私でもとても楽しめる舞台でした。バレエと言うと、バレエダンスと音楽がメインですが、セットや小道具、衣装もとても煌びやかで、惹き込まれました。観客の人々を惹きつけるために、雪を振らせたり、影を使ったり、様々な工夫がされていてとても面白かったです。年末に素敵な体験ができました。

Sさん

普段なら絶対見に行かないであろうバレエを見て新鮮でした。まず、初めて見る新国立劇場はとても大きく、客席の位置の高さに驚きました。自分たちが座ったC席からはバレエ団のみしか見えず、楽団は音のみだったのですが、とても迫力ありました。

今回見た『くるみ割り人形』の内容を知らなかったので、パンフレットのあらすじを照らし合わせて見ました。物語を動きと音楽に合わせて表現しており、遠くから見ていても分かるほど、動きにキレがありました。指先までこだわっているのが見てとれるほどでした。

今回初めてバレエを見てみて、正直バレエ単体としての面白みというより、ホールの雰囲気や音楽、伝統といったところに価値があると思いました。

IYさん

いつもよりドレスアップした面々
初めてバレエを鑑賞した。事前に物語のストーリーを知らずに観てしまったため、前半は登場人物や場面の意味がよく分かなかった。

ただ、音楽やダンスで作品の雰囲気を感じ取ることはできたので、非日常的な空気感を味わえただけで行った価値があったと思えた。中々鑑賞する機会はないと思うがバレエは物語を理解してから観るものと学んだので次に鑑賞する機会があれば物語を理解した上で楽しみたいなと思った。

2025年12月13日土曜日

2025年度 総合教育演習報告会

 担当教員の相澤です。本日は、総合教育演習報告会に参加しました。これは、本学の総合教育演習(教養のゼミ)が一年の活動を報告するイベントです。個人の研究を発表するゼミもあれば、ゼミ合宿の様子を発表するゼミもあり、内容はさまざまです。相澤ゼミは、毎年参加し、日々の活動の様子を報告しています。

今年度は、報告会に初めて参加するゼミ生4名が中心となって準備を進めました。スライド担当2名と発表担当2名が協力して、ギリギリまで報告のブラッシュアップに努めました。

さて本番ですが、しっかり準備しただけあって、滑らかに報告することができました(あとで聞いたところ、すごく緊張していたそうですが、感じさせない話ぶりでした)。質疑応答では、準備段階で想定していた質問が出て、これまた自信満々で回答できました。

報告会に参加したゼミ生たちには、必ず他ゼミの発表を聞き、一度は質問することを課題にしました。私も会場でにいましたが、ゼミ生たちが大人数の前でも臆せず質問する様子を目の当たりにし、成長を感じました。

相澤ゼミで培った「読む・聞く・話す」力を実践できたゼミ報告会となりました。土曜日の長丁場、みなさん、お疲れ様でした。

2025年12月10日水曜日

2025年度 後期第11回

 皆さんこんにちは。経済学部3年のKです。師走に入りました。皆さん今年中にやり残したことはありますか?2025年、悔いがないように過ごしましょう。私は大掃除を必ずしたいと思います。

今回のゼミでは、週末のゼミ報告会に向けた発表練習を行いました。今年度の発表は、今年度新しくゼミに加入したメンバーが担当します。相澤ゼミの魅力をまとめたパワーポイントを使い、発表してもらいました。

まず発表班に一通り発表してもらい、その後、発表班以外のメンバーから「改善点」や「想定質問」についてアドバイスを出し合いました。出た意見の一部を紹介します。

・発表者自身が内容をしっかり理解して臨むことが大切

・新書の具体例など、よりイメージしやすい材料があると良い

・スライド内容を分割し、文章量を減らすと良い

・本棚作りなどの写真があると雰囲気が伝わる

・誰に向けた発表なのかを明確にすると良い

こうしたアドバイスを踏まえ、発表班は約20分でスライドを修正し、再度模擬発表を行いました。今度は発表しないメンバーが「おすすめの新書はありますか?」などの質問を投げかけ、実戦的な練習になりました。昨年度のゼミ報告会を経験したメンバーならではの視点も多く、スライドがどのような形式なら見やすいのか、発表する時はどのようにすると分かりやすく伝えられるか、を共有できたと思います。

大勢の前で発表するのは緊張するものですが、内容を自分の言葉で語れるようになれば、きっと本番も落ち着いて臨めるはずです。発表する皆さん、頑張ってください!

今年一年を振り返ると、私は新書を通して、まだ知らなかった世界に触れられた、学びの多い時間だったと思います。それでは、皆さん良いお年をお迎えください。

2025年12月3日水曜日

2025年度 後期第10回

 担当教員の相澤です。今日はF班の新書報告を行う...はずだったのですが、体調不良者が続出。r履修者12人中4人しか出席者がいませんでした。そこで、今日は予定を変更し、参加者4人と私で、読んできた新書についてのんびりおしゃべりをしました。

担当教員として考えているゼミの目標(の一つ)は、本をネタに話すのは楽しい!と実感してもらうことなのですが、今日はそういう内容にできた気がします。

実は私も今日は体調絶不調でした。来週はみんな元気になって、賑やかなゼミになりますように。

2025年11月26日水曜日

2025年度 後期第9回:映画を読む2/2

 こんにちは。経営学部2年のS•Yです。早くも吐息が白く見えるようになったりならなかったりする日々です。ふとしたときに指が冷たくなっているのに気づくと、スマホを打つ指やペンを握っている手が遅く感じます。後期第9回目の授業では、前半に前回鑑賞した『幸福』の考察や解釈を話し合いました。後半では、12/13のゼミ報告会に向けた準備として、役割ごとに途中経過を報告しました。

まず、『幸福』という映画についてですが、1965年のフランス映画です。幸福と書いて「しあわせ」と読むそうです。本作は、相澤先生が何度も見るほど好きな作品だそうです。(気になる人は本作を見ましょう。)3つの班に分かれて、「この映画の持つメッセージ」と「タイトルとメッセージの関係」の2つを考察しました。

1つ目の班は、前者は「男は刺激を求め、女は精神的な安定を求める」、後者は「幸せは人によって違う」と解釈していました。本作で見られる「幸福(しあわせ)」とは自分が幸せであるならいいというものだと感じたそうです。

2つ目の班は、前者は「俯瞰してみた幸せは醜い。婚約者は幸せの構成要素なら代替可能。」、後者は「幸福というのは解像度を上げれば上げるほど醜く見えることもある」と解釈していました。幸せとは二元的なものではなく、多元的なものだと感じたのかもしれません。

3つ目の班は、前者は「男女間の幸福の違い」、後者は「幸せなんて重く考えるものではない」と考察していました。映画の冒頭のピクニックと終幕ピクニックから対比を感じたそうです。

今回の授業で映画の考察を語り合う中で自分の感じたことをより言語化できました。また、相澤先生は『幸福(しあわせ)』を何回も見ていると仰っていて、初めは何回も見る気持ちが分かりませんでした。しかし、今回の考察をしていて、何度も見るたびに自分の考察が異なるようなメッセージ性の強い作品は何回見ても面白いかもしれないと思いました。

後半のゼミ報告会の途中報告では、ポスター作成班とスライド発表班の途中報告を行いました。

作成班のポスターを見て、皆でどの要素が必要か、見やすさなどについて話し合いました。本のイメージのあるデザインや、水曜2限であることを書くなど、よりポスターのイメージが固まってきたように感じました。

スライド発表班の報告では、昨年のスライドとの違い、入れて欲しい情報や流れについて議論しました。文字をより大きくし、新書報告の風景も入れるとよりゼミの報告に相応しくなるなど改善の余地が見えてきました。

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次回は、F班の新書報告です。


2025年11月19日水曜日

2025年度 後期第8回:映画を読む 1/2

 担当教員の相澤です。今日のゼミではみんなで映画を一本鑑賞しました。来週は、「映画を読む」と題して、映画作品を味わうグループワークを行います。今週はその準備段階にあたります。

鑑賞した作品は、アニエス・ヴァルダ監督作品「幸福」(1965年、フランス)です。私はこの作品が大好きで、何度も何度も見ていますが、何度見ても作品を理解できた気がしないのです。(内容を描写することは避けますが)映画の内容とタイトルはとても矛盾しているように思われます。監督は、一体どのようなメッセージを鑑賞者に伝えようとしているのか。グループワークでは、私の長年の疑問を学生たちに考察してもらおうと思います。

今回、学生たちには鑑賞しながら印象に残ったシーンをメモしてもらいました。それを踏まえて次回はグループワークで映画を解読していきます。

2025年11月12日水曜日

2025年度 後期第7回:新書報告

こんにちは。経営学部3年のSです。

すっかり寒くなり、温かい食べ物が恋しくなる季節となりました。先日、凍えながら食べたおでんが絶品でした。また、インフルエンザが流行っていますので、体調にはお気をつけてお過ごしください。さて、今回はE班による新書報告です。

Kさん:増田隆一『ヒトとヒグマ』岩波新書、2025年

 本書は、近頃ニュースでも取り上げられるクマについて、その生態や人間生活との関係について考察した一冊です危険な動物としてのイメージが強いクマですが、歴史的に見ると信仰の対象として敬われてきた点には驚きました。

 まず、クマは餌の少ない冬に冬眠を行います。そして冬を超えると、また地上へ出てきます。この一連の行動を昔の人々は死から蘇ったと認識しました。クマをカムイ(神)として扱いました。崇拝方法は地域によって違いがあり、アイヌでは儀礼、ヨーロッパでは祭りを行いクマを崇めていました。

 他にも、人的被害を減らすためにクマの個体特定が必要です。そのために、AIによる顔認証や唾液による特定などが期待されています。

 この報告を聞いて、このようにクマを単なる害獣として見るのではなく、歴史的な関係や文化を踏まえて理解することの大切さを理解できました。クマ被害が増える中、それでも駆除しづらい現状の背景が見えた気がしました。

Hさん:野口恵子『失礼な敬語』光文社新書、2013年

 本書は、フランス文学者であり、人間の言葉について考察している著者が、敬語の使い方や正しい意味、敬語を惰性で使っていないかについて解説した一冊です。Hさんは敬語の中でも「〜させていただく」に着目して、報告してくれました。

 「〜させていただく」には二つの意味があります。一つ目は、「訪問させていただいてもよろしいでしょう」といった表現に使われる、相手への恩恵や感謝を伝える意。二つ目は、「会社をやめさせていただいてもよろしいでしょうか」といった表現に使われる、自己主張の意味があります。このように、同じさせていただくでも場面や使い方によって異なる意味になることがあります。

 また、「送金させていただきます」や、「卒業させていただきます」のように無用な敬語も存在します。これは、「送金しました」で伝わる言葉を敬語を使いたいという思いから、意味のない「させていただきます」を使ってしまう例です。

 この報告をきいて、普段なにげなく使っている敬語でも、意味や場面を間違えると失礼になってしまうことを改めて実感しました。相手との関係や状況に応じて使い分けることの大切さを感じました。私は現在就職活動中なので、吸収できるものが多い発表でした。

Sさん:田中修『雑草散策』中公新書、2025年

 本書は、植物生理学を専攻している筆者が、雑草の季節ごと違いや生存戦略をまとめた一です。Sさんは雑草の例として、どくだみとススキを紹介していました。

 まず、どくだみは特殊な匂いを発することで知られています。そんなどくだみの漢字表記には二つの説があります。一つ目は特殊な匂いを毒とし、その毒をためているという説から「毒留」。二つ目はどくだみの殺菌作用により、毒を清める効果から「毒矯」と表記する説です。また、どくだみの匂いには虫から食べられないようにしたり、病原菌からドクダミ自体を守る効果もあります。

 次に、ススキを見てみましょう。ススキは葉にケイ酸をためていて、そのケイ酸により葉を硬くしています。その硬さは葉で手が切れるほどです。そんなススキは、枯れた後も地中にのこり、これがプラントオパールとよばれる物に変化し、宝石と呼ばれています。このプラントオパールをみれば、ススキの年代も分析できます。

 この報告を聞いて、このような普段気にすることのない雑草に目を向けることで、Sさんは散歩が楽しくなると言っていました。私もただ歩くのではなく、この発表を思い出して、日常に隠れている雑草に目を向けたいと感じました。また、私は野菜が好きなので、食べることのできる雑草を探してみたいです。

Iさん;宮下紘『プライバシーという権利-個人情報はなぜ守られるべきか』岩波新書、2021年

本書は、現代社会で度々問題となっている個人情報について、その危険性や現代技術との関係、制度について解説した本です。

 Iさんはまず、ナチスドイツによる国勢調査を、個人情報の危険性例として挙げていました。些細な情報が積み重なることでユダヤ人を特定する材料となり、大虐殺へとつながってしまった歴史があります。これは、個人情報が権力によって使用されてしまう危険性があることを表しています。

 個人情報にはどこまでが保護されるべき情報なのかを明確にする必要があります。本書では、「公然と知られてはならないこと」が保護対象となるとしています。また、必要以上に個人情報を管理しすぎると、面会ができない、緊急時には、支援が届かないといった事態が起きる場合があります。緊急時には生命の保護を優先することが大切です。

 この報告を聞いて、個人情報を守ることは、ただのプライベートの問題ではなく、人権や歴史的な問題とも深く関係していることに驚きました。個人情報は自分の情報すべてであり、プライバシーは自分の知られたくない情報です。この違いを知れたことで、自分の中で曖昧だったものがハッキリしました。

 今回の発表は、比較的新しく発行された本が多くありました。内容もタイムリーな話題であふれ、より知識を深めることができました。さて、今学期の新書報告も残り1回となりました。私自身、1年間取り組んできて、読書スピードが上がり、自己表現能力に自信がつきました。最後の新書報告でも、聞き手が何か一つ賢くなる発表を意識して臨みたいと思います。

と書きましたが、次回は映画を鑑賞します。