年の瀬も押し迫った12月27日、ゼミ生有志とともに、東京駅近くにあるアーティゾン美術館を訪問しました。参加者に感想を寄せてもらいました。この美術館、学生は無料です。ぜひ気軽に訪れてほしいと思います。
Cさん
美術館の創設者・石橋正二郎氏の 胸像とともに |
Eさん
僕の人生で初めて美術館に行きました。学校で行く機会がなかったので、今後も縁がないものだと思っていました。
ゼミ生全体の人数が13人。今回の参加者は2人。(当日欠席が2人)参加希望者は4人なので全体の約3割。参加者のみで数えるなら、2人なので全体の約1.5割。ちなみにもう1人の参加者は美術館を間違えていたので、参加者数を1人にした場合は約0.8割。偏差値の低い高校が定員割れしたみたいな数字です。視力ならまあ普通くらいの数字です。
こぢんまりとした感じでした。(これはこれで結構よかったです)今回の展示で、私は絵画をじっくりと見ました。理由としては、絵を描く事が趣味なのが大きいです。画家によって絵のタッチが異なる点、「紙の材質も全然違うんだなぁ」と、鑑賞素人なのでとりあえず視界に映るありったけの情報を言語化して楽しみました。
私が印象に残っている絵画はエドワード・マネによる自画像です。写真を撮ったので添付しておきます。(撮影許可あったはずです)
なぜこの自画像が印象に残ったかというと、頭のてっぺんから足のつま先まで、等身大の自身の姿を描いているように見えたからです。突飛なデザインで自身をデフォルメしていない点は、正に自画像っぽくて好印象でした。(デフォルメされてても印象悪いとは思いませんが)当時は鏡を用いて自身を描いていた様なので、『ありのままの姿』感が凄く伝わってきました。それに追随するように、紹介文で「作者は生前、親しい間柄の人にしかこの絵を見せなかった」とありました。私の中でより一層、絵に『ありのまま感』が深まりました。この世を去った後、遠い先の異国の地で、遙か未来の人間に見られている事を知ったら、作者はどう思うのかを考えてみたり。絵を見て色々考える余地が生まれる事を自分に教えてくれた気がしたので、思い出深い絵になったと思います。(思い出と言うにはまだまだ時間は経ってませんが)
絵画を広く見渡していると、「これは俺でも描けるだろ」みたいな絵をちらほら見かけました。美術作品を鑑賞する素人感がてんこもりな自分を恥じました。私は私で、ありのままの自分を受け止めます。これくらいなら親しい間柄じゃなくても全然バレていいです。