
福島県から移住なさった佐々木さん。大崎上島という地を選んだきっかけはWWOOF (ウーフ) である。WWOOFとは、「力」と「食、住」を交換する、お金ではない価値交換のことである。一宿一飯の恩義のような関係性。主に農家の、ホストとよばれる食事と宿泊先を提供する受け入れ先に、農業を学びたい、手伝いたいと思っている、力を提供するウーファーと呼ばれる人々をつなぐシステム。佐々木さんはこのWWOOF体験をしに大崎上島を訪れた。

このお話をされてる時の佐々木さんの一言で自分の価値観を少し考え直した。それは「ほんとうに必要なモノって実はそんなにないんだよね」という言葉。私は生きてきた20年間、欲しいものはいろいろあった。おもちゃやゲームがいつのまにか洋服やバッグに代わり、いずれは車やマイホームに代わるのであろうか?すべてが手に入ったわけではなかったけど、自分の欲が満たされる程度には手に入った。そんな私にとって、この言葉はとても新鮮だった。
佐々木さんのお話は自分を見つめなおすいい機会となった。
(川上)
*川上さんの民泊体験記事はこちら。