こんにちは。ゼミ生2年のZ です。先週は課外活動があったとはいえ、ゼミがなかったため、少し久しぶりのゼミになりました。今週のゼミの内容はD班による新書発表です。以下、取り上げられた新書を見ていきます。
Gさん:門倉貴史『偽札・贋作・ニセ札と闇経済』(講談社+a新書、2004年)
本書では偽札や贋作といった偽物が出回ることによって、経済にどのような影響が起きるのかについて述べられています。本書によれば、偽物が出回ることは経済にとって悪影響になるそうです。
これまで偽物や偽札をあまり身近に感じたことはありませんでしたが、報告を聞いて私たちの身近な生活に影響を与えるものだということを知りました。偽物や偽札の問題について、ニュース等で関心を持ちたいと思いました。
Iさん:阿岸祐幸『温泉と健康』(岩波新書、2009年)
本書は、温泉を用いた医療法である温泉療法を紹介しています。温泉療法とは、温泉だけでなく、温泉の周りの環境や気候なども生かした療法です。本書では、ヨーロッパでの実例を中心にその効能などについて学べるそうです。
私は温泉に入るときに、温泉の持つ効能や健康についてあまり意識したことがなかったので、意識する良いきっかけにしたいと思います。
Mさん:畑村洋太郎『回復力 失敗からの復活』(講談社現代新書、2009年)
本書では、人間が失敗して、落ち込んだ状態から回復するにはどうすればよいのかについて、書かれています。失敗から立ち直るための方法として、失敗したときに、誰かに淡々と話を聞いてもらうことがよいと発表では取り上げていました。
発表では、他にも立ち直る方法が紹介されました。中でも私が印象に残ったのは、人のせいにするというものです。これは、人のせいにすることによって、自分に責任をかけすぎないためだそうです。私は、時にはそういった態度は必要かもしれないと思いました。
Nさん:印南敦史『読書する家族のつくりかた』(星海社新書、2021年)
本書は、本が読まれていない理由を分析し、本を読んでいない人がどうすれば本を読むのかについて考察した本です。特に家族で本を読むことをいかに習慣化するのかという問題について述べられています。本を読む習慣をつけるためには、短くても読書の時間を作ることや、本を手に取りやすい場所に置くなど、本を身近にすることが重要だそうです。
本ゼミも読んだ本を発表するゼミであり、読書の習慣化は必須事項です。本書はそう言った点で、ゼミ活動の参考にもなる本だと感じました。
Bさん:佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出新書、2020年)
本書では、顔の特徴を見ることにより、人間性を読み取ることができる相貌心理学について書かれています。人の顔は生まれたときから同じというわけではなく、環境などにより、絶えず変化しているらしいです。なお、発表後に先生からは、この本の内容は学問と呼べるのかという疑問が呈されました。
ゼミの発表を聞いて、私は具体的に人の顔のどこをどう見れば人間性が分かるのだろうと思いました。
以上5冊が第6回の新書報告で紹介されました。次回のゼミは、新書報告は小休止して、グループワークを行います。来週はどんなゼミになるのか楽しみです。