夜の国立新美術館。 (撮影:相澤) |
ボルタンスキー展では、ボルタンスキー本人が空間を意識して展示したいということで、それぞれの作品の位置や展示の仕方を考えたそうです。
館内のゼミ生。 (撮影:相澤) |
展示場は全体を通して暗い雰囲気でした。はじめ、「咳をする男」と、「舐める男」の映像が流れている部屋を見ました。入ってすぐ、苦しそうに咳をする男の映像がながれ、第一印象は怖い、苦しいというものでした。それから進んでいくと、写真などを使ったいろんな作品が展示されていました。ほかにも多くの顔写真を使った作品が展示されていました。顔写真の多くは、ユダヤ人の顔写真らしく、写真の人の生死はわからないそうです。それもまた不気味さを感じる理由なのかもしれないと思いました。
少し進むと心臓の音が鳴るところにつきました。個人的な印象としては、慣れない大音量の心臓の音は不気味に感じました。
さらに進んでいくと、主に顔写真が多く使われている作品がある部屋に着きました。明るめの部屋だったのですが、ぼやけた顔写真が光で照らされている作品がおおく、遺影にも見えました。そして、心臓の音の部屋のすぐ近くだったので、心臓の音も聴こえてすこし怖い印象も持ちました。
また進むと、東京限定のカーテンの作品がありました。そこからは写真撮影OKだったので、写真をたくさん撮りました。
撮影:ゼミ生T。以下同。 |
カテーンのところを抜けると目の前におおきな服の山がありました。ほかにも色々な作品がありました。他の作品をすこし写真で共有したいと思います。
全体を通して、作品の説明が書いてある場所がないので、作品を理解しにくいことがたくさんありました。しかし、それも鑑賞者が自由に感じていいというボルタンスキーの意図でもあるそうです。
私は現代アートをみるのは初めてだったので、いろいろと新鮮でした。他の現代アートも見てみたいと思いました。普段の自分なら見なかったであろう現代アートをゼミで見に行くことができて、とても貴重な体験になりました。