ビブリオバトルとは、本のプレゼンテーションを競い合う知的書評合戦です。参加者(バトラー)はオススメしたい本を5分間で紹介し、続いて観客との質疑応答を3分間行います。全バトラーの本紹介が終わったところで、観客は「一番読みたくなった本」を投票し、最も票が集まった本を「チャンプ本」に選びます。
ブラウジングスペースでの闘い! |
相澤ゼミでは、毎回新書の報告を行っています。ゼミ生は本を紹介することに慣れているはずですが、ゼミの中でのプレゼンテーションと見知らぬ観客を前にしたプレゼンテーションでは勝手が違います。当然緊張しますし、バトルでは時間内に紹介を収めなければなりません。自分の言いたいことを決められた時間内で相手にうまく伝える。その難しさを改めて感じたのではないかと思いました。(ちなみに、当日私も余興でバトラー達を前に自分のオススメ本をプレゼンしました。大人数の授業で喋り慣れているはずなのに、緊張しました。)
バトル参加は、他の人の発表を聴く機会でもありました。一観客として冷静に発表を聴くと、どういう発表がわかりやすいのか、人を惹きつけるのかが明確になります。他の人の発表を聴くことで、自分の発表を見つめ直す視点が得られるわけです。よい発表をするためには、一人で努力するだけでなく、他者のいろいろな発表(よい発表もイマイチな発表も!)を聴いて、観る目と聴く耳を養うことが必要。ゼミ生はこのことを身をもって理解したのではないかと思いました。
いよいよ、ゼミは残すところ1回になりました。最終回では、一年間の学習を通してどのように成長できたかを振り返ります。