2025年3月31日月曜日

卒論のススメ

東経大では卒業論文(科目名:総合教育研究)を書くことができます。自分なりのテーマとじっくり向き合って文章を紡ぐ作業と時間は、学生ならではの貴重な経験になります。

2024年度に相澤ゼミで卒論を書いたMさんから「卒論のススメ」を寄せてもらいました。興味のある四年生は、ぜひ履修を検討してみてくださいね。

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「苦しいけど、楽しい。」

卒論に取り組んでいた日々、私はそう感じていた。

自分の伝えたいこと、言葉選び、文章の作り方を一生懸命考えてみても、自信は無かった。そしてそれは、論文を書くことで初めて感じたもどかしさだった。何度も先生に添削をして頂いた。正直その度に、自分の文章力の無さに落ち込んだ。初めての卒業論文なのだから、最初から上手に書けなくて当たり前。良い表現が見つからなくて当たり前。とにかく時間の許す限り、先生に頼って、また一人で言葉に向き合って。

文章を書いて直すという作業は、想像以上に孤独。

そのような決して前向きとは言えない執筆期間、私が卒論を書き上げられたのは、相澤先生の熱意ある添削と向き合う時間が好きだったから。

もし今あなたが、卒業論文を書くか迷っているのなら、私は絶対に書いた方がいいと伝えたい。新書を読むことで身につく読解力と書く力、そして伝える力が鍛えられる相澤ゼミ。その場所で論文を書き、添削してもらえる経験は非常に貴重だった、と私は心から実感している。書き終えた春、きっと良い桜が咲くはずです。頑張って。

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